写真素材やイラスト素材といったコンテンツをアップロードするとき、作品に説明文とキーワードを加えて素材を探している人に見つけてもらいやすくすることがとても大事です。
せっかく素敵な作品を作り上げてもお客様の目に触れなければダウンロードしてもらえません。
ロイヤリティーフリーコンテンツを投稿するコツは商標名を利用するのを避けながら、明確で正確な説明文とキーワード設定をすることです。
検索結果に表示されやすくなるための効率的なキーワードと説明文はどうやって付ければいいのか、具体例を交えてご説明をしたいと思います。
始めて投稿される方も、いつもお世話になっている方も、123RFでコントリビューターとして活躍されたい方は長くなりますがぜひ一読していただきますようよろしくお願いします!
123RFで写真素材とイラスト素材にキーワードと説明文を付けるための9個の基本事項
検索結果に表示されやすくするための応用編に入る前に、写真素材とイラスト素材にキーワードと説明文をつける際の基本事項について確認していきましょう。
できるだけ正確に素材の描写を行う
7個以上のキーワードを設定する
キーワードはコンマ(,)で区切り、区切られた間にある語を1つのキーワードとする
説明文とキーワードは英語で記入する
英語以外の言語で記入した場合はSAVE(保存)ボタンを押した後に自動で英語に翻訳される(日本語も対象です)
自動翻訳機能については下記の15言語で可能です:
簡体字中国語
繁体字中国語
ポーランド語
ドイツ語
トルコ語
日本語
韓国語
ロシア語
フランス語
イタリア語
ハンガリー語
ポルトガル語
スペイン語
オランダ語
6. 無関係なキーワードを入れない(スパムとなります) 7. キーワードに日付を記入しない 8. 商標登録済みの名称やブランド名などを記入しない(例:アウディ、マクドナルド、テフロン) 9. キーワードのスペルミスや文法ミスなどをしない(一度承認されれば投稿ページからご自分での編集が不可能となるため必ずご確認ください)
作品審査が却下された際に「Invalid Description / Keywords(不適切な説明文/キーワード)」というコメントがついておりましたら、これらの基本事項を満たしているかご確認ください。
それでは基本事項について確認が終わったところで検索結果に表示されやすくするための詳細について見ていきましょう。まずは説明文の書き方についてです。
説明文についてはは下記の6点について確認することをお勧めします。
記入は英語でも日本語でも問題ありませんのでご参考のために併記しています。
★ 画像に何が写っているかを分かりやすく説明する 良い例: 会議をする3人のビジネスパーソン / Three business people having a discussion 悪い例: カジュアルな服を着た3人の若いビジネスパーソンが資料を見つめて微笑んでいる / Three young business people wearing light business outfit looking at document and smiling
※説明文に書ききれない部分についてはキーワードに入れて補完することができます。
★ モデルの人種や国籍については書かない
良い例: コーヒーを飲む男性 / Man drinking coffee 悪い例: コーヒーを飲むアフリカ系アメリカ人の男性 / African American man drinking coffee
※人種について記載が不要な理由はキーワードに記入することが好ましいためです。また複数の人物が写っている写真で全員の人種について書くことが難しいという問題もあります。
★ トレードマークの言葉やブランドを入れること 良い例: 木製ブロックで遊ぶ男性 / Man playing wooden blocks 悪い例: ジェンガで遊ぶ男性 / Man playing Jenga
※写真・イラストそのものやキーワードリストにブランド名を入れてはいけません(Apple、iPod、Dellなど)。パソコンやMP3プレーヤーなど必ず一般的な名称にしてください。ブランドを特定できるものは通常画像として承認されず、エディトリアル利用限定素材となってしまいます。
★ 撮影地が重要な要素を占める場合は正しい地名を記載する 良い例: ユタ州のモニュメントバレー・ナバホ・トライバル公園 / Monument Valley Navajo Tribal park in Utah 悪い例: 400〜1,000フィートの高さにそびえる砂岩の傑作を持つ壮大な渓谷であるユタ州のモニュメントバレー・ナバホ・トライバル公園 / Monument Valley Navajo Tribal Park in Utah which is a great valley boasts sandstone masterpieces that tower at heights of 400 to 1,000 feet
※被写体について確かな情報を持っている場合、説明文に記入することは大事ですが要点を短く端的にしてください。
★ 事実として確かなことを説明する 良い例:ヨークシャーテリアの可愛い子犬 / Cute little Yorkshire Terrier puppy 悪い例: 元気な耳と短いしっぽ、短い毛をもった茶色と白色の可愛い子犬 / A cute brown and white puppy with perky ears, short-tailed, short fur and etc
※動物の名前など確かな情報は記入してください。この場合も端的にお願いします。
★ 国名をいれて食べ物や物を説明することができる 良い例: 日本食を食べる女性 / Woman enjoying Japanese food 悪い例: シーチキンおにぎり、寿司、焼き肉を食べている女性 / Woman enjoying tuna onigiri, sushi and beef yakiniku
※写る食べ物が一種類の場合に説明文を書くのは簡単ですが、いくつかある場合は一般的な名称でまとめる方が簡潔で見やすくなります。
以上より説明文を書くときに注意する点は、明確に書くこと、正しく書くこと、簡潔に書くことの三点です。くれぐれもWikipediaの説明文を丸々コピーするようなことはしないでください。説明文はダウンロードを考えている人が写っているものを確認するために一番最初に見る文字情報なので大変重要な要素です。さて次は、アップロードした写真素材やイラスト素材が検索結果に表示され、より人の目に触れやすくするためにはどうすればいいか「キーワード設定の戦略」についてお話していきます。
写真素材とイラスト素材にキーワードをつけるコツ
正しくキーワードをつけることはユーザーが検索したとき簡単に素材へたどり着けるかどうかを決定する非常に大事な要素です。また情報をできるだけ正確に記載することは結果的にご自身のポートフォリオにも影響があります。それでは効果的にキーワードを設定するベストな方法について学んでいきましょう。
コンテンツを説明した正しいキーワードについて実例を交えて説明します。まずは5つの基本的な質問、何が(WHAT)・誰が(WHO)・いつ(WHEN)・どこで(WHERE)・どうやって(HOW)、について注目してください。こちらの写真を分析していきます。
写真の中に人が写っていない場合、どうやって5つの基本的な質問に答えながらまとめていくのか確認しましょう。人が写っていないということは「誰が」という問いがなくなるので4つの問題となりますね。
これを基に書かれた説明文とキーワードを確認しましょう。
それでは人物が写真に写っている場合はどのように書くのがいいでしょうか。こちらの画像を使って具体例を確認していきましょう。
版権 rawpixel
これを踏まえて完成した説明文とキーワードをご覧ください。
版権 rawpixel
これまでのお話をまとめると、説明文についてはできる限り正確で包括的に説明したもののダウンロード率が高くなる傾向にあります。キーワードは数を35~50個程度にするのが理想的です。
何に気を付けてキーワードを付けていくかについて11個のコツを一つにまとめました。
どこから手を付けていいかわからないときや困ったときはこちらを参考にして取り組んでみてください。
ある種の概念を伝えている写真やイラストの場合は、明白なものだけをキーワードにするのが良いです。思いついたものすべてを書きたい気持ちはわかりますが、あまりに多すぎるとこれからライセンスを取得しようと思っている買い手にとっては混乱する検索結果となってしまいます。
それを避けるためには必要なものを簡潔にまとめることが必要です。ダウンロードする側に立って考えるようにしてみてください。
こんな質問をご自分に投げかけてみてください。